Software Client for Windows Administrators' Guide

ディスプレイを使用する

PCoIPセッションに接続すると、Software Client for Windowsはリモート デスクトップを1つまたは複数のディスプレイで表示します。ディスプレイの数は、ローカル システムで利用可能なモニターによって制約を受けます(PCoIPプロトコルは、最大で4台のモニターをサポートします)。

Software Client for Windowsによるリモート セッションの表示は、シングル ディスプレイのサイズ変更可能なウィンドウ1つまたは複数の全画面ディスプレイから選択できます。

セッション中にローカル ディスプレイを追加または削除することもできます。

ディスプレイ モード

Software Client for Windowsでは、3つのディスプレイ モードを切り替えることができます。ディスプレイ モードは、システムに依存することに注意してください。たとえば、ローカル システムに1台しかモニターがない場合、複数ディスプレイのオプションは表示されません。

ウィンドウ モード

ウィンドウ モードでは、Software Client for Windowsは、サイズ変更および移動が可能な1つのウィンドウにリモート デスクトップを表示します。ウィンドウのサイズを変更すると、リモート デスクトップは、ウィンドウに合わせて拡大縮小します。

ウィンドウ モードを使用するには、以下の操作を行います。

  1. マウス カーソルをディスプレイの上部に動かして、Software Client for Windowsのメニュー バーを表示します。
  2. Software Client for Windowsのメニュー バーで、[View][Leave Fullscreen]を選択します。

全画面モード

全画面モードでは、Software Client for Windowsが1つのローカル ディスプレイまたはすべてのローカル ディスプレイの全画面に表示されます。

どちらの全画面モードでも、Software Client for Windowsのメニュー バーは表示されません。メニュー バーを表示するには、マウス カーソルをディスプレイの上部にしばらく置きます。

ヒント:全画面モードへの迅速な切り替え

ctrlaltEnterを押すと、ウィンドウ モードから前回使用した全画面モードにすばやく切り替えられます。

全画面・全モニター

全画面・全モニターでは、リモート ディスプレイが拡張され、すべてのローカル モニターを使用して全画面で表示されます。リモート デスクトップは、各ローカル ディスプレイにリモート ディスプレイを割り当てます。

このオプションは、ローカル システムに複数のディスプレイがある場合にのみ表示されます。

全画面・全モニターを使用するには、以下の操作を行います。

  1. 全画面・シングルモニター モードを使用している場合、マウス カーソルをディスプレイの上部に移動して、Software Client for Windowsのメニュー バーを表示します。

  2. Software Client for Windowsのメニュー バーで、[View][Fullscreen All Monitors]を選択します。

全画面・シングルモニター

全画面・シングルモニター モードでは、リモート ディスプレイを1つのモニターで全画面表示します。

全画面・全モニターから全画面・シングルモニター モードに切り替える場合は、開いているすべてのウィンドウおよび実行中のアプリケーションが1つのディスプレイに移動します。

ヒント:モニターの選択

全画面表示に選択されるローカル モニターは、どのモードから切り替えるかによって異なります。

  • ウィンドウ モードから切り替える場合、クライアントの現在のディスプレイが全画面になります。
  • 全画面・全モニター モードから切り替える場合、全画面・シングルモニター モードで選択されたディスプレイが全画面になります。

全画面・シングルモニター モードを使用するには、以下の操作を行います。

  1. すでに全画面モードを使用している場合は、マウス カーソルを画面の上部に移動して、Software Client for Windowsのメニュー バーを表示します。

  2. Software Client for Windowsのメニュー バーで、[View][Fullscreen One Monitor]を選択します。

    注:1つのディスプレイしかないシステム

    ローカル マシンに1台のディスプレイしかない場合、メニュー オプションは[Show Fullscreen]になります。

ディスプレイを追加または削除する

PCoIPセッション中にローカル ディスプレイの追加または削除が可能です。全画面・全モニター モードを使用している場合、変更を有効にするには検出が必要です。モニターを削除する場合、モニターの検出コマンドを実行するまで、一部のアプリケーションや情報にアクセスできなくなることがあります。

モニターを検出する

新しいローカル モニターを接続したり、既存のモニターを取り外したりするなどして、セッション中にディスプレイの構成が変更された場合、ローカルおよびリモートのトポロジ間でディスプレイのマッピングが正確でなくなり、ディスプレイに予想外の動作が発生する可能性があります。新しい構成を正確に表示するには、ディスプレイのマッピングを更新する必要があります。

ローカル ディスプレイの変更を同期させるには、以下の操作を行います。

  1. すでに全画面モードを使用している場合は、マウス カーソルを画面の上部に移動して、Software Client for Windowsのメニュー バーを表示します。

  2. Software Client for Windowsのメニュー バーで、[View][Detect Monitors]を選択します。

ローカルのディスプレイ構成がリモートと同期されます。リモート システムがディスプレイのトポロジを更新している間、ローカル ディスプレイがちらついたり、一時的に黒くなったりする可能性があります。


Last updated: Thursday, July 18, 2024