Anyware Software Client for Windowsを構成する
Software Client for Windowsには、複数の構成可能な設定および動作があり、ユーザー オプション、パフォーマンス モード、自動接続のような動作のトリガーを設定できます。これらの設定は保持されず、ユーザー インターフェイスから設定することはできません。以下で説明する方法の1つを使用して、アプリケーションを起動して設定します。
クライアント インターフェイスを構成するには、以下の方法のどれかを使用する必要があります。
注:構成方法
利用可能なオプションは、構成方法によって異なります。一部のオプションは名前も異なる可能性があります。
コマンド ラインで構成値を設定する
この方法で構成値を設定するには、コマンド プロンプトからSoftware Client for Windowsを起動し、必要なオプションをフラグとして追加します。同じ行に複数のフラグを含めることができます。これらのパラメーターの設定には、以下の規則が適用されます。
データ型 | 形式 |
---|---|
ブール値 | 値は必要ありません。フラグは「True」を意味します。 |
数字 | パラメーターと数値をスペースで区切って指定します。 |
文字列 | パラメーターと文字列をスペースで区切って指定します。 値にスペースが含まれる場合は、値を二重引用符で囲むことができます。 |
以下の例では、全画面モードでクライアントを起動し、ログ レベルを3に設定し、broker.domain.com
の接続ブローカーを指定します(アプリケーションが別の場所にインストールされている場合は、そのパスを使用します)。
"c:\Program Files (x86)\Teradici\PCoIP Client\bin\pcoip_client_cli.exe" --connection-broker broker.domain.com --log-level 3 --full-screen
利用可能な設定は以下に示されています。
URIから構成値を設定する
この方法では、JWTトークン文字列にエンコードされた構成オプション(および、必要な場合は接続の資格情報)を含むURIを使用して、Software Client for Windowsが起動されます。
この方法を使用するには、以下の構成でURIを作成します。
pcoip://[broker]/connect[?data={jwt}]
上記の各セグメントの内容は、以下のとおりです。
セグメント | 説明 |
---|---|
pcoip:// | 必須です。このスキームは、オペレーティング システムに登録されており、Software Client for Windowsを起動します。 |
broker | オプション。使用する接続ブローカーのFQDNです。接続にブローカーを使用しない場合、このオプションは省略できます。 |
/connect | 必須です。「?data」で定義されたパラメーターを使用して接続をリクエストします。 |
?data={jwt} | オプション。ここで{jwt}で示されている文字列は、必要な構成設定や接続資格情報を含むJWTペイロードです。オプションを設定しないでクライアントを起動する場合は省略できます。 |
JWTペイロードには、資格情報とクライアントの構成の両方を含めることができます。JWTペイロードを作成するには、以下の操作を行います。
- 利用可能な構成パラメーターおよび認証情報を使用して、JSONオブジェクトとして構成および資格情報を作成します。
- オブジェクトをJWTトークンとしてエンコードします。
- URIの
data
パラメーターとしてトークンを渡します。
たとえば、以下のJSONオブジェクトは、クライアントを全画面モードで起動し、ログ レベルを3に設定します。
{
"fullscreen":true,
"log-level":3
}
オブジェクトがエンコードされ、broker.domain.com
の接続ブローカーを指定すると、以下のようなURIになります。
pcoip://broker.domain.com/connect?data=eyJhbGciOiJIUzI1NiIsInR5cCI6IkpXVCJ9.eyJmdWxsc2NyZWVuIjp0cnVlLCJsb2ctbGV2ZWwiOjN9.3MRUQ4VeKHbCnkG4OIXsUYp2N1IGf6AzTIo8tnFoXoA
利用可能な設定は以下に示されています。
構成ファイルで構成値を設定する
一部の高度な構成値は、ユーザー インターフェイス、コマンド ライン、またはURIメソッドではなく、構成ファイルで設定されます。構成ファイルは、Software Client for Windowsの起動時に読み込まれ、反映されます。
構成ファイルは、1つのデバイス上で起動されるすべてのAnyware Clientに適用する場合は、システム スコープの場所、または特定のユーザーに適用する場合は、ユーザー スコープの場所に保存できます。両方のレベルで設定が見つかった場合、システム スコープが優先されます。
ユーザーがユーザー インターフェイスから持続的な設定を変更するまで、構成ファイルは存在しません。構成ファイルが存在しない場合、手動でファイルを作成するか、デプロイメント スクリプトを使用して作成する必要があります。
構成ファイルの構文
.iniファイルは、[General]
グループで始まり、各行に
のペアが続きます。たとえば、以下のファイルは、VID/PIDのペア 18a5,0302
で識別されるUSBデバイスをローカル終端のブラック リストに追加し、ブリッジ接続に戻します。
[General]
localtermination_black_list="18a5,0302"
構成ファイルの場所
目的のスコープに応じて、.ini
ファイルを以下のどちらか(または両方)の場所に保存します。システム スコープ ファイルは、ユーザー スコープ ファイルよりも優先されることに注意してください。
スコープ | 場所 |
---|---|
システム | %PROGRAMDATA%\Teradici\Teradici PCoIP Client.ini |
ユーザー | %APPDATA%\Teradici\Teradici PCoIP Client.ini |
構成可能な設定
以下の設定は、Software Client for Windowsで構成できます。
一般設定
これらの設定は、PCoIPセッションの内外でクライアントの動作に影響します。
言語
ユーザー インターフェイス言語を設定します。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
インターフェイス言語 | 英語 | 文字列(ショート コードまたはISOコード。オプションについては、次の表を参照してください) |
サポートされる言語オプションは以下のとおりです。
言語 | ショート コード | ISOコード |
---|---|---|
中国語(簡体字) | cn | zh_CN |
英語 | en | en_US |
フランス語 | fr | fr_FR |
ドイツ語 | de | de_DE |
イタリア語 | it | it_IT |
日本語 | ja | ja_JP |
韓国語 | ko | ko_KR |
ポルトガル語(イベリア) | pt | pt_PT |
スペイン語 | es | es_ES |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --locale |
— | --locale zh_CN |
URI | — | — | — | — |
locale
パラメーターが存在していて、引数が無効であるか、設定されていない場合、Software Client for Windowsはパラメーター解析エラーを表示し、有効な設定をリストアップした後に終了します(クライアントは起動しません)。
接続設定
これらの設定は、Software Client for WindowsがPCoIPセッションに接続する方法を制御します。
接続ブローカー
接続ブローカーのURL。
このパラメーターは、コマンド ラインでのみ使用されます。URIを使用する場合、接続ブローカーのURLは、URIの一部になります(構成のJWTペイロードには含まれません)。
値 | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
接続ブローカーのURL(存在する場合) | — | 文字列 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --connection-broker |
-b |
-b broker.domain.com |
URI | — | — | — | — |
デスクトップ
接続先のデスクトップ名。
値 | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
接続先のデスクトップ名 | — | 文字列 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --desktop |
— | --desktop myDesktop |
URI | ✔ | desktop |
vm |
{vm: "myDesktop"} |
ドメイン
接続ブローカーに送信されるドメイン。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
接続ブローカーに送信されるドメインの名前 | — | 文字列 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --domain |
-d |
--domain domain.example.com |
URI | ✔ | domain |
dom |
{dom: "domain.example.com"} |
ハード ホスト
Remote Workstation Card(ハード ホスト)に接続する場合は、このパラメーターを使用してURLを指定します。
connection-broker
のURLが指定されている場合、このオプションは無視されます。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
Remote Workstation CardのURL | — | 文字列 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --hard-host |
-h |
-h rwc.example.com |
URI | — | — | — | — |
パスワード
デスクトップにログインするために接続ブローカーに送信されるパスワードです。この方法でパスワードを送信することは、推奨されません。
注:コマンド ラインのみ
パスワードは、コマンド ラインでのみ送信できます。パスワードをJWTペイロードで送信することはできません。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
文字列のパスワード。 | 未設定 | 文字列 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --password |
-p |
-p mypassword |
URI | — | — | — | — |
セッションID
この設定は、JSESSIONIDを起動します。このパラメーターは、JWTでのみ使用可能です。コマンド ラインでは使用できません。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
起動するセッションID。 | 未設定 | ブール型 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | — | — | — | — |
URI | ✔ | sessionid |
sid |
{sid: exampleSessionID} |
ユーザー名
接続ブローカーに送信されるユーザー名。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
接続ブローカーに渡されるユーザー名 | 未設定 | 文字列 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --username |
-u |
-u myUsername |
URI | ✔ | username |
usr |
{usr: "myUsername"} |
USB設定
これらの設定は、転送が許可されるデバイスのルールなど、USBデバイスがPCoIPセッションに接続する方法を制御します。
USBを無効にする
USBデバイスは、初期設定で使用可能になっています。このフラグを使用して、USB接続を無効にします。これによって、マウスやキーボードなどのシンプルなヒューマン入力デバイスが接続できなくなることはありません。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
true :無効false :有効 |
false(USBが有効) | ブール型 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --disable-usb |
— | --disable-usb |
URI | ✔ | disable-usb |
nousb |
{nousb: true} |
USB自動転送
この設定により、HID以外のすべてのデバイスがホストに自動転送されます。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
True :USBデバイスを自動転送するFalse :USBデバイスを自動転送しない |
False(自動転送しない) | ブール型 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --usb-auto-forward |
— | --usb-auto-forward |
URI | ✔ | usb-auto-forward |
uaf |
{uaf: true} |
注:この設定は、ユーザー インターフェイスで使用可能です
この設定は、クライアントのセッション前のユーザー インターフェイスで、ギア アイコンをクリックして、[USB Devices]を選択して使用できます。
Vidpidによる自動転送
特定のデバイスを自動転送するには、VIDおよびPIDの値をカンマ区切りで指定します(,
)。複数の値は、スペースで区切って指定できます。リストは、引用符で囲みます。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
自動転送するデバイスのVID,PIDの値のリスト | 未設定 | 文字列 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --vidpid-auto-forward |
— | --vidpid-auto-forward "aa11,bb22 cc33,dd44" |
URI | ✔ | vidpid-auto-forward |
vaf |
{vaf: "aa11,bb22 cc33,dd44"} |
デバイスのIDの値が不明な場合は、「ベンダーIDおよび製品IDを特定する」で手順を参照してください。
Vidpidブラック リスト
特定のデバイスの自動転送を完全にブロックするには、このパラメーターを使用して、そのデバイスのVID,PID値をスペース区切りのリストとして指定します。
この設定は、usb-auto-forward
およびクライアント インターフェイスのUSBダイアログより優先されます。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
ブロックするデバイスのVID,PIDの値のリスト | 未設定 | 文字列 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --vidpid-black-list |
— | --vidpid-black-list "aa11,bb22 cc33,dd44" |
URI | ✔ | vidpid-black-list |
vbl |
{vbl: "aa11,bb22 cc33,dd44"} |
デバイスのIDの値が不明な場合は、「ベンダーIDおよび製品IDを特定する」で手順を参照してください。
セッションの動作の設定
これらの設定は、セッションに接続した後のクライアントの動作を制御します。
全画面モード
全画面モードは、複数のモニターを拡張デスクトップとしてサポートするディスプレイ トポロジを有効にします。
fullscreen
パラメーターおよび windowed
パラメーターの両方が送信された場合、クライアントはウィンドウ モードで起動します。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
true :全画面false :ウィンドウ |
未設定(クライアントで最後に設定されたモードを使用) | ブール型 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --fullscreen |
-f |
-f |
URI | ✔ | fullscreen |
full |
{full: true} |
ウィンドウ モード
クライアントがウィンドウ モードで起動します。
fullscreen
パラメーターおよび windowed
パラメーターの両方が送信された場合、クライアントはウィンドウ モードで起動します。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
True :ウィンドウ モードで起動するFalse :ウィンドウ モードをリクエストしない |
False (ウィンドウ モードをリクエストしない) |
ブール型 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --windowed |
-w |
-w |
URI | ✔ | windowed |
win |
{win: true} |
ログ設定
これらの設定は、ログの詳細度やファイルの場所など、ログ機能を制御します。
ログ フォルダー
クライアント ログ ファイルの任意の保存場所。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
フォルダーへの有効なシステム パス | 未設定 | 文字列 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --log-folder |
— | --log-folder path/to/folder |
URI | — | — | — | — |
ログID
すべてのPCoIPログ ファイル(AgentやConnection Managerなど、他のコンポーネントによって作成されたログ ファイルを含む)からセッションを識別するための一意のID。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
一意のセッションID | 未設定 | 文字列 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --log-id |
— | --log-id abcde1234 |
URI | — | — | — | — |
ログ レベル
ログ レベルを設定します。このパラメーターは、既存の構成値に優先します。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
0 :クリティカル1 :エラー2 :情報3 :デバッグ4 :詳細 |
未設定 | 整数 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --log-level |
-l |
-l 2 |
URI | ✔ | log-level |
logl |
{logl:2} |
注:この設定は、ユーザー インターフェイスで使用可能です
この設定は、クライアントのセッション前のユーザー インターフェイスで、ギア アイコンをクリックして、[ログ]を選択して使用できます。
ログのプレフィックス
ユーザーが定義するログ ファイルのプレフィックス。この値は、以下のようにログ ファイル名のタイムスタンプの前に追加されます。
ログ ファイルは、log-folder
で指定された場所に保存されます。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
生成されたログ ファイル名で使用されるプレフィックス | 未設定 | 文字列 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --log-prefix |
— | --log-prefix example-prefix |
URI | — | — | — | — |
詳細設定
注意:これらの設定を一般的に使用することは推奨されません
これらの設定は特定のユース ケースを想定しており、Software Client for Windowsの動作を大きく変える可能性があります。これらの設定の意味を理解し、明確に必要とする場合を除いて、使用は避けてください。
ホットキーを無効にする
セッションでは、Ctrl+Delete+F12(PCoIPセッションを切断する)などの便利なホットキーをデフォルトで利用できます。このフラグを使用して、すべてのホットキーを無効にします。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
true :無効false :有効 |
false(ホットキーが有効) | ブール型 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --disable-hotkeys |
— | --disable-hotkeys |
URI | ✔ | disable-hotkeys |
nohot |
{nohot: true} |
メニュー バーを無効にする
Anyware Clientのメニュー バーは、初期設定で利用可能になっています。このフラグを使用してメニュー バーを無効にし、ユーザーがメニュー バーにアクセスしたり、メニューの機能を使用したりすることを防ぎます。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
true :無効false :有効 |
false(メニュー バーが有効) | ブール型 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --disable-menubar |
— | --disable-menubar |
URI | ✔ | disable-menubar |
nomenu |
{nomenu: true} |
拡大縮小を有効にする
この設定は、デスクトップの解像度を指定することなく、Anyware Clientの拡大縮小を有効にします。この設定は、シングル ディスプレイでのみ構成できます。この設定は初期設定でオフになっています。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
true :拡大縮小を有効にするfalse :拡大縮小を無効にする |
false(拡大縮小を無効にする) | ブール型 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --enable-scaling |
— | --enable-scaling |
URI | ✔ | enable-scaling |
scale |
{scale: true} |
推奨解像度を強制する
この設定は、セッション クライアントの起動時に、クライアントのモニター解像度を推奨解像度に設定します。この設定は、シングル ディスプレイでのみ構成できます。
注:Windowsクライアントのみ
このパラメーターは、Windowsクライアントでのみ使用可能です。LinuxまたはmacOSクライアントに指定しても、効果はありません。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
true :強制を有効にするfalse :強制を無効にする |
false(解像度の強制を無効にする) | ブール型 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --force-native-resolution |
— | --force-native-resolution |
URI | ✔ | force-native-resolution |
native |
{native: true} |
アスペクト比の維持
この設定は、ホストおよびクライアント間でディスプレイのアスペクト比を維持します。この方法でアスペクト比を維持すると、2つのデバイスのアスペクト比が異なる場合にレターボックスが発生する可能性があります。
この設定は、シングル ディスプレイでのみ構成できます。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
true :アスペクト比を維持するfalse :アスペクト比を維持しない |
False(アスペクト比を維持しない) | ブール型 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --maintan-aspect-ratio |
— | --maintain-aspect-ratio |
URI | ✔ | maintain-aspect-ratio |
aspect |
{aspect: true} |
切断後に終了する
この設定を有効にすると、PCoIPセッションの切断後、直ちにSoftware Client for Windowsが終了します。セッション前のインターフェイスは、切断後に利用できません。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
True :切断時に終了するFalse :切断時に終了せずに、セッション前のUIを表示する |
False(切断時に終了しない) | 文字列 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --quit-after-disconnect |
— | --quit-after-disconnect |
URI | ✔ | quit-after-disconnect |
qad |
{qad: true} |
注:切断後の終了は、自動的に設定されます
Quit After Disconnect
は、以下のパラメーターを指定するときに、自動的に選択されます。
- ユーザー名
- パスワード
- ドメイン
- 接続ブローカー
- デスクトップ
ホストの解像度を設定する
この設定は、ホスト アプリケーションのディスプレイ解像度を固定します。
値は、水平方向の解像度、アルファベットの「x」、垂直方向の解像度で構成される文字列で指定します。たとえば、「1024x768」です。
この設定は、シングル ディスプレイでのみ構成できます。
オプション | 初期設定 | データ型 |
---|---|---|
ホストが使用する必要がある固定された解像度。 | 未設定 | 文字列 |
使用方法
方法 | 有効 | フル | エイリアス | 例 |
---|---|---|---|---|
コマンド ライン | ✔ | --set-host-resolution |
— | --set-host-resolution 1024x768 |
URI | ✔ | set-host-resolution |
res |
{res: "1024x768"} |