デバイスがローカル終端を使用することを禁止する

デバイスがローカル終端を使用することを禁止する

初期設定では、サポートされるワコム デバイスは、自動的にローカル終端を使用して、応答性および高レイテンシネットワークに対する許容度を向上させます。ローカル終端は、ワコムの高度な機能をすべてサポートしているわけではありません。ローカル終端でサポートされていない機能を利用する場合は、デバイスをブラック リストに追加して、ブリッジ モードに戻すことができます。ブリッジ モードでは、タブレットのすべてのデータがリモート ホストに送信されて処理されるため、すべての機能が利用可能になりますが、パフォーマンスが低下し、レイテンシの影響を受けやすくなります。

H.264ハードウェア デコード

H.264ハードウェア デコード

Anyware Software Client for Windowsは、サポート対象のハードウェア プラットフォームで、特定のハードウェア構成に対してH.264ハードウェア デコードをサポートします。H.264ハードウェア デコードを使用すると、CPUの要件が低くなり、場合によっては消費電力も減少する可能性があります。

H.264ハードウェア デコード機能は、以下のクライアント マシン構成で検証済みです。

  • H.264ハードウェア デコードに対応したiGPU内蔵のIntel CPU
  • H.264ハードウェア デコード対応のAMD内蔵グラフィックス カード

その他の構成も高パフォーマンス クライアント モードとの組み合わせで機能する可能性があります。

次のNVIDIAグラフィックス カードがサポートされます。

Anyware Software Clientを構成する

Anyware Software Client for Windowsを構成する

Software Client for Windowsには、複数の構成可能な設定および動作があり、ユーザー オプション、パフォーマンス モード、自動接続のような動作のトリガーを設定できます。これらの設定は保持されず、ユーザー インターフェイスから設定することはできません。以下で説明する方法の1つを使用して、アプリケーションを起動して設定します。

クライアント インターフェイスを構成するには、以下の方法のどれかを使用する必要があります。

このリリースの新機能

このリリースの新機能

Software Client for Linuxバージョン24.07のリリースでは、以下がサポートされています。

Wacom Movink 13をサポート

Software Client for Linuxバージョン24.07では、Wacom Movink 13タブレットがサポートされるようになりました。詳しくは、「ワコム サポート」を参照してください。

Anyware Agentのセキュリティ

Anyware Agentのセキュリティ証明書

PCoIPでは、セッションを確立するために証明書が必要です。初期設定では、Anyware Agentは自己署名証明書を生成してPCoIPセッションを保護します。PCoIPシステムの各コンポーネントが自己署名証明書を生成でき、それらは構成不要で自動的に連携して動作します。

必要な場合、HPの自己署名証明書の代わりに、独自のカスタム証明書を作成して展開することもできます。このセクションでは、カスタム証明書を作成して実装する方法を説明します。

カスタム証明書をインストールする

秘密キーおよび証明書をAnyware Agentデスクトップにインストールする

Anyware Agentを実行する各デスクトップに、エージェント証明書および署名証明書をインストールする必要があります。

エージェント証明書および署名証明書をインストールするには、以下の操作を行います。

  1. エージェント マシンでMicrosoft管理コンソールを開きます。

カスタム証明書を作成する

カスタム証明書を作成しインストールする

このセクションでは、HPの初期設定の証明書を独自のカスタム証明書に置き換える方法について説明します。

注:以下の手順ではOpenSSLを使用します

このセクションの手順では、OpenSSLを使用して、秘密キー、証明書署名要求、および証明書を作成します。OpenSSLを使用するには、Visual C++ 2008再頒布可能パッケージおよびWin32 OpenSSL Light v1.0.2g+をインストールします。

OpenSSLについて詳しくは、OpenSSL Documentationを参照してください。

証明書モードを構成する

Agentの証明書モードを構成する

Anyware Agentは、[Configure PCoIP Security Certificate Settings] GPO変数で設定されたパラメーターに基づいて証明書を選択します。

Anyware Agentは初期設定では自己署名証明書を自動的に生成して使用するので、独自のカスタム証明書を展開する場合に必要なのは、[Configure PCoIP Security Certificate Settings] GPO変数を構成することだけです。

Anyware Agentによる証明書の処理方法は、次のように構成できます。