印刷

Standard Agent for Linuxは、Anyware Clientに接続されたローカル プリンターからの印刷をサポートしません。同様に、USBブリッジング機能を通じて接続されたUSBプリンターもサポートされません。

以下の印刷オプションがあります。

  • Linux Agentは、ホスト エージェントのローカル エリア ネットワークに接続された任意のプリンターに印刷できます。
  • エージェント マシンがインターネットにアクセスできる場合、Googleクラウド プリントおよびHP Mobile Printingなどのクラウド印刷サービスを通じたクラウドベースの印刷がサポートされます。

PCoIP Ultra

PCoIP Ultra

Standard Agent for Linuxでは、PCoIP Ultraのサポートが提供されています。PCoIP Ultraは、ビット単位で正確な色精度による真のロスレスのサポートと、最高のフレーム レートによるコンテンツの細部の保持に最適化されています。

PCoIP Ultraプロトコル拡張は、高解像度コンテンツを使用するリモート ワークステーション ユーザーに、より高速でインタラクティブな体験を提供することで、業界で認められた当社の高いパフォーマンスを、未来のリモート コンピューティングの分野でも実現する役割を果たします。

クライアント マシンとエージェント マシンの両方がCPU-OffloadとGPU-Offloadをサポートする場合、Graphics AgentマシンにおいてPCoIP Ultraは初期設定で「Auto-Offload」で動作するようになりました。また、YUVクロマ サブサンプリングは初期設定で4:2:0になります。これにより、帯域幅を効率的に使用しながら、最高のグラフィックス フレーム レートおよび最適化されたモーション コンテンツを実現できます。

ディスプレイ

サポートされるディスプレイ

Standard Agent for Linuxは、Anyware Clientの最大4台のディスプレイおよび4K UHD(3840×2160)の最大解像度をサポートします。

モニターは、縦、横、または2×2の長方形として配置できます。モニターは標準的な回転角度(0°、90°、180°、270°)で使用可能で、任意のモニターをプライマリ ディスプレイに設定できます。

注:複数の高解像度ディスプレイを使用する場合

複数の高解像度ディスプレイ(クワッド4K UHDトポロジなど)を使用するには、強力なシステム インフラストラクチャが必要です。必要なディスプレイ トポロジをサポートできるように、帯域幅、クライアント機能、およびホスト機能を備えたシステムを使用してください。

重要:ホスト マシンへのモニターの追加はサポートされていません

コラボレーション

コラボレーション

PCoIP Ultra Collaborationを使用すると、PCoIPセッションのユーザーは、Anyware Software Clientを使用している複数のリモート コラボレーターとセッションを共有できます。

注:コラボレーションに関する用語

この機能の説明では、最初のユーザー(セッションを開始したユーザー)をセッション オーナー、その後にセッションに参加するユーザーをコラボレーターと呼びます。セッション オーナーの画面、オーディオ、および入力デバイス(許可されている場合)は、セッションに参加したコラボレーターと共有されます。

FAQ

よくある質問

スクリーン セーバーは使用できますか?

はい。ただし、CPU効率およびネットワーク帯域幅の使用量に関しては、空白の静的なスクリーン セーバーが最適です。

Anyware Agentは接続をどの程度の速さで完了しますか?

Anyware Agentは通常、15~30秒で接続を達成します。セッションの確立にかかる時間を測定するには、統計値トップ パーセンタイル(TP)が使用されます。

  • TP99:接続の99%が30秒以内に完了します。
  • TP50:接続の50%が15秒以内に完了します。

アプリケーションからのオーディオが聞こえないのはなぜですか?

Anyware Agentは、システムの既定のオーディオ デバイスの割り当てを変更することにより、PCoIP接続を通じてオーディオを実現します。PCoIPを通じてオーディオを送受信できるのは、システムの既定のオーディオ デバイスを使用するアプリケーションだけです。既定以外のデバイスを使用するように構成されているアプリケーションは動作しません。アプリケーションからのオーディオが聞こえない場合、システムの既定のオーディオ デバイスを使用するように構成されていることを確認してください。

ライセンスの問題をトラブルシューティングする

ライセンスの問題をトラブルシューティングする

HPが提供しているライセンス検証ユーティリティは、ローカル システムおよび接続されている物理またはクラウドベースのライセンス サーバーをスキャンして、アクティブなライセンスを探し、ライセンス サブスクリプションの有効期限が近づいている場合に通知します。詳しくは、ナレッジ ベースの「FAQ - Licensing HP Anyware」を参照してください。

ライセンス検証ツールを実行するには、次のように入力します。

pcoip-validate-license

pcoip-validate-license について詳しく知るには、次のように入力します。

man pcoip-validate-license

ライセンスおよびその有効期限の一覧を見るには、次のように入力します。

診断を実行する

診断を実行する

各Anywareコンポーネントは、システム使用時のアクティビティを記録するログ ファイルを作成し、更新します。Anywareシステムのトラブルシューティングで最初に行うのは、ほとんどの場合、これらのログ ファイルを調べて、エラー条件など、システムが予期したとおりに動作しない原因についての手がかりを探すことです。

Standard Agent for Linuxおよびその他のAnywareコンポーネントのログ ファイルは、専用のディレクトリに保存されます。

注:サポートのためのログ ファイルのバンドル化

HPサポートに問題の調査を依頼する場合、システム ログ ファイルを含むサポート ファイルの提供が必要な場合があります。手順について詳しくは、こちらに記載されています。

接続ガイド

PCoIP Clientから接続する

Anyware Agentの展開とクライアント接続の要件

Anyware Clientは、概念実証、クラウド、またはデータ センター環境にホストされたデスクトップに接続できます。要件およびネットワーク セキュリティのレベルは、環境の種類に応じて異なります。各環境のコンポーネントおよび要件について詳しくは、「Supported Anyware Architectures」を参照してください。

注:クリップボード データへのアクセス

クリップボードのリダイレクションが有効になっている場合、Anyware Agentはクリップボード データにアクセスできます。機微なデータを扱う場合は、クリップボードのリダイレクションを無効にすることをお勧めします。

構成ガイド

Anyware Agentを構成したり、PCoIPプロトコルの動作をローカル ネットワークの条件に対して最適化したりするには、/etc/pcoip-agent/pcoip-agent.conf にある構成ディレクティブを調整します。

各設定についての詳しい情報と説明は、次のセクションに記されています。pcoip-agent.confman ページを参照することもできます。